iPhone SEの指紋認証は、反応は遅いし精度もイマイチで、Xperia XZで爆速の指紋認証に慣れ切っていた僕には、正直耐えられないレベルです。
そこで、どうにかして精度を上げる方法を模索した結果、ある程度マシにすることができました。
この記事では、iPhone SEの指紋認証の精度を、限界まで引き上げる設定方法を解説していきます。
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iPhone SEの指紋認証の精度を限界まで上げる2つの方法
1.Touch IDに学習させて認証の精度を上げる
あまり知られていませんが、iPhoneのTouch IDには学習機能が存在します。
Touch ID は、指紋の新たな部分を登録済み指紋データに徐々に追加していくことにより、時間の経過と共に照合精度を高めます。
つまり、iPhoneの指紋認証(Touch ID)は、使っていくうちにどんどん精度が上がっていくのです。
この学習機能を応用して、今すぐに指紋認証の精度を引き上げる事が可能です。
まずは、iPhoneの設定から、[Touch IDとパスコード]を選択しましょう。
登録した指でホームボタンに触れると、対応する指の表示部分の背景がグレーに変化します。
グレーに変化した状態のまま指を離さずに、ホームボタンを舐めまわすようにゆっくりとコスっていきましょう。
ポイントは、とにかく指をゆっくりと動かすこと。
これだけで、すぐに体感できるレベルで指紋認証の精度を向上させることができるので、ぜひ試してみてください。
2.指紋の登録数を最小限に抑える
多くのスマホでは、指紋認証の精度を上げる方法として、同じ指を複数回登録するという方法が有効ですが、iPhoneの場合は無意味です。
先述の通り、Touch IDには学習機能が存在するので、すでに登録してある1つの指紋にどんどん学習させていけば良い話ですからね。
また、そもそも指紋の登録数は増えれば増えるほど、照合する指紋の数が増えるため、指紋認証の速度は遅くなってしまいます。
指紋を登録する (最大 5 個)。指紋を 1 つ追加するたびに、指紋認識にかかる時間が若干長くなります。
公式でも言われていますね。
同じ指を複数回登録する方法は、速度が若干遅くなるのと引き換えに、精度を大幅に上げてカバーするという、質を量でカバーするような方法でしたが、iPhoneでは全くもって無意味なので、控えておきましょう。
iPhone SEの指紋認証をより快適に使う設定方法
iPhone SEの指紋認証の速度&精度を上げる設定が完了したら、より快適に使えるように設定を変更しておくと良いでしょう。
僕が設定している、「ホームボタンを押さずに起動&ロック解除」という設定方法は、以下の通りです。
iPhoneの設定から、[画面表示と明るさ]を選択し、[手前に傾けてスリープ解除]をONにします。
続いて、iPhoneの設定から、[一般] → [アクセシビリティ] → [ホームボタン]と選択し、[指を当てて開く]をONにしましょう。
この2つの設定をONにしておくと、iPhone SEをスリープ状態から、ホームボタンに指を触れながら持ち上げるだけで、起動&ロック解除することができるようになります。
慣れるとなかなか便利なので、ぜひ設定してみてくださいね。
この記事のまとめ
iPhone SEの指紋印象は、Touch IDが6sや7の第二世代ではなく、5sや6と同じ第一世代のため、正直、反応は遅いし精度もイマイチです。
しかし、Touch IDに学習させて精度を、指紋の登録数を最小限に抑えることで速度を上げる設定をすれば、ある程度マシにすることが可能になります。
また、あわせて「ホームボタンを押さずに起動&ロック解除」できるようにする設定もしておくと、より快適にiPhone SEの指紋認証を使うことができるでしょう。