最近のAndroidやiPhoneスマホは、クイックチャージ2.0や3.0といった急速充電規格に対応している端末が増えてきています。
しかし、あなたのスマホは本当にクイックチャージできているでしょうか?
なんとなく早い気がする・・・ではなく、確実に急速充電できていることを確認するために、AndroidやiPhoneスマホの充電速度を計測することができる便利アプリを紹介します。
パソコンやiPadなどの充電速度を計測確認するWebサイトなどについても紹介しますので、クイックチャージできてるか確認したい方はぜひご参考頂ければ幸いです。
2023年5月2日最終更新
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Androidスマホの充電速度を計測する方法
Androidスマホの充電速度は、Ampereというアプリを使えば、無料で計測することができます。
わざわざUSBの電圧チェッカーなどを買わなくても、おおよその充電速度の計測はこのアプリで十分です。
充電速度の計測アプリ「Ampere」の使い方・見方
Ampereをインストールして起動すると、
- 充電中 → 充電速度
- それ以外 → 電池消費速度
上記の計測が自動で始まりますので、特別な操作は必要ありません。
続いて、Ampereの見方ですが・・・
充電方法や電池残量などがズラーっと表示されていますね。
しかし、電圧(V)は見ても意味がないので(※後述)、ここで見るべきは上部のアンペア表示(mA)だけでOKです。
Ampereでクイックチャージできてるか確認する方法
そもそもクイックチャージ2.0や3.0の急速充電は、通常のUSB充電などの電圧が5Vなのに対し、それ以上の電圧(5V~20V)を使って充電することによって、高速で充電できることができる仕組みです。
しかし、Ampereで電圧(V)の表示を見ても、クイックチャージできているかどうかを確認することはできません。
実は、Androidスマホの充電端子からバッテリーまでの間には、電圧を下げるための回路があるので、いくらクイックチャージで5V以上の電圧で充電しても、スマホのバッテリーに到達する際の電圧自体は、5V以下に調整されてしまいます。
※大体4.0V~4.2Vになるはずです。
Ampereでは、バッテリーに到達した際の電圧しかわからないので、Ampereで電圧を見ても意味がない訳ですね。
逆に言うと、「クイックチャージ」は、5V以上の高電圧を5V以下に下げて、強力な電流(mA)のみをバッテリーに到達させることができる仕組みとも言えます。
つまり、AmpereでAndroidスマホの充電速度を計測するには、上部に表示されているアンペア(mA)の強さから、クイックチャージできているか推測していく必要があります。
では、実際に僕のXperia XZ(クイックチャージ3.0対応)で試してみましょう。
まずは、通常のUSB充電の速度の目安として、PCに接続して充電した状態です。
充電速度はわずか690mA。遅いですね。
続いて、クイックチャージ3.0対応の充電器で充電した状態がこちらです。
充電速度は2170mA(通常の3倍強)。なかなかの速度で充電できていますね。
正直、クイックチャージ3.0で充電できていれば、3000mA近くの速度に期待できるはずなので、もうすこし速度が出てほしいトコロですが、安定して2000mA以上出ていればまぁ合格と言えるでしょう。
ちなみに、クイックチャージ2.0と3.0を比べると、対応する電圧の幅自体には、実はさほど差はありません。
しかし、2.0は5V/9V/12V/20Vの4段階の電圧に対し、3.0では3.6V~20Vの間で200mAごとの段階的な電圧調節が可能なので、常により最適な電圧を選択し充電することが可能なので、結果的に2.0よりやや高速で充電することができます。
・Ampereで充電速度を計測する際の注意点
クイックチャージ対応の充電器は、充電開始直後に充電先の端末がクイックチャージに対応しているか確認してから、高電圧の充電に切り替わるようになっているので、充電開始直後はあまり速度が出ません。
充電開始後、少し待ってからAmpereで充電速度を測定するようにしましょう。
また、端末により特性が異なりますが、たとえば僕のXperia XZでは、いたわり充電などの機能を使っていなくても、充電残量が少ない状態(2,30%以下)ではより高速に、充電残量が多めの状態(5,60%以上)ではゆるやかに充電するように設定されているようです。
なので、充電残量が少ない状態での充電時にAmpereで測定したほうが、よりMAX値に近い充電速度を計測することができるでしょう。
・モバイルバッテリーでもクイックチャージは可能!!
最近は、小型化&軽量化&低価格化が進んだおかげか、モバイルバッテリーを持ち歩く人が多くなってきた印象です。
そんなモバイルバッテリーを選ぶ際にも、クイックチャージに対応したモバイルバッテリーを選べば、スマホを急速充電(クイックチャージ)することが可能です!!
ちなみに、モバイルバッテリーを選ぶなら、No.1ブランド「Ankerのモバイルバッテリー」が断然おすすめです。
→「Ankerのモバイルバッテリー」タイプ別におすすめ教えます!!
上記の記事で、タイプ別におすすめのAnkerのモバイルバッテリーを紹介しているので、モバイルバッテリーを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
iPhoneスマホの充電速度・スピードを計測する方法!iPadアプリは?
iPhoneスマホやiPadタプレットの充電速度を計測する方法としては、以下アプリを活用することで充電速度を計測することができます。
Amperes フルバッテリ充電情報ベンチマーク 4+
Ampere バッテリー充電チェックツール 4+
Mister Battery 4+
上記3つのアプリの中でも、特にMister Battery 4+に関しては「簡易チェックには十分」「シンプルで凄く良いです」などの評判口コミが挙がっていますので、ぜひ活用されてみてくださいね(※有料480円)。
無料アプリでiPhoneやiPadの充電速度を計測したいという場合は、Amperes フルバッテリ充電情報ベンチマーク 4+やAmpere バッテリー充電チェックツール 4+を活用して計測するようにしましょう。
パソコンの充電速度・スピードを計測する方法!サイトは?
パソコンの充電速度・スピードを計測する方法としては、「BatteryInfoView」というサイトを活用して計測してみましょう。
BatteryInfoViewはノートパソコンに搭載されたバッテリーに関する詳細情報をシンプルな画面にリスト形式で表示するソフトで、表示できる情報は、
・バッテリーの名前
・製造メーカー名
・充電中・放電中などバッテリーの状態
・バッテリーの残り時間や充電にかかる時間
・パーセンテージとmWh単位での現在のバッテリーの容量
・設計上のバッテリー容量
・実際のフル充電時のバッテリー容量
…etc
上記項目など20項目以上でバッテリー状態を確認できますので、充電速度やスピードについても計測することが可能です。
Macユーザーに関しては、Macのアクティビティモニタでエネルギー消費を表示することでおよその充電速度・スピードを計測することもできますので、ぜひ試してみてくださいね。
クイックチャージできてる?スマホの充電速度を計測する方法まとめ
ほぼ毎日行う充電の速度は、生活の便利さやストレスに直結します。
クイックチャージ対応のAndroidスマホを使っているのに、急速充電できていないようならば、充電器選びを見直すと良いでしょう。
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