「Android Pay」は、2016年12月から日本でも使えるようになった、Googleが提供する決済サービスです。
現在はnanacoにも対応し、順次サービスを拡大中のAndroid Payの必要性を、おサイフケータイとの違いから解説します。
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Android Payとおサイフケータイの違いは「対応サービスの数」
日本版のAndroid Payと、おサイフケータイの違いは、単純に対応しているサービスの数が違うだけです。
たとえば、対応している電子マネーの一覧は、それぞれ下記の通りです。
[nopc]※表は横にスクロールできます。[/nopc]
Android Pay | おサイフケータイ | |
---|---|---|
楽天Edy | 〇 | 〇 |
WAON | × | 〇 |
nanaco | 〇 | 〇 |
Suica | × | 〇 |
スターバックス | × | 〇 |
iD | × | 〇 |
QUICpay | × | 〇 |
2017年12月10日現在では、おサイフケータイが圧倒的ですね。
というより、Android Payは楽天Edyとnanacoにしか対応しておらず、とても残念な感じです・・・。
ちなみに、現在、「Android Payでは使えるけど、おサイフケータイでは使えないサービス」というものは存在しません。
今後、Android Payは対応サービスを順次拡大していく予定とのことですが、現状では、おサイフケータイが圧倒的に勝っている状態となっています。
・Android Payが使える機種、使えない機種
現在、日本版のAndroid Payが使える機種は、
- おサイフケータイに対応している機種
- OSがAndroid4.4以降の機種
このような条件を満たした機種となっています。
ざっくり言うと、「おサイフケータイに対応している機種は大体使える」といった感じですね。
そもそも、日本版のAndroid Payは、おサイフケータイと同じ「Felica」という機能を使った決済サービスです。
よって、「使える機種」という点で比較しても、「Android Payは使えるけど、おサイフケータイは使えない機種」というものは、現状では存在しません。
日本版Android Pay、現時点での必要性は?
さて、ここまでの内容をまとめると・・・
- 「Android Payでは使えるけど、おサイフケータイでは使えないサービス」 → ナシ!!
- 「Android Payは使えるけど、おサイフケータイは使えない機種」 → ナシ!!
あくまで現時点での結論になりますが、日本版Android Payをあえて使う必要性はないと言えるでしょう。
現在、おサイフケータイを使っている人はAndroid Payに乗り換える必要はないですし、これからスマホで電子マネーなどを使いたい人も、あえてAndroid Payを使う必要はないでしょう。
ただし、Android Payは「今後対応サービスを順次拡大していく予定」とGoogleが伝えています。
おサイフケータイがあるのに、似たようなサービス(しかも内容が劣るもの)を、Googleが提供するとは思えません。
Googleが本気を出したら、半端じゃないサービスになるのは間違いないですし、Android Payに関しては、今後のサービス拡大に期待しましょう。
この記事のまとめ
現時点では、Android Payをあえて使う必要性はありません。
しかし、日本版のAndroid Payは2016年12月に提供が開始され、nanacoに対応したのも2017年4月20日と、まだまだ始まったばかりのサービスです。
今後、対応サービスの拡大や利便性の向上によって、おサイフケータイの機能を超える可能性は大いにあるので、Googleの本気に期待して待ちましょう。