LINEアプリはこれまで、「自分が送ったメッセージを削除しても、相手側からは消えない」という仕様でした。
しかし、2017年12月から、自分が送ったメッセージを削除して、相手側からも消す事ができるようになります。
このLINEの新機能について、使い方や条件がおおむね判明したので、今回はお伝えしていきます。
※2017年12月13日のアップデートで、この記事で紹介している「送信取消」の新機能がLINEアプリに追加されました。
2023年現在、LINEのメッセージ削除を行ってもメッセージを復元して見る方法・裏ワザについてもありますのでこっそりとお伝えしていきます。
2023年10月4日最終更新
こんな記事も書いてます
LINEで送ったメッセージを削除して相手側からも消す事ができるようになるよ!!
メッセージを送る相手を間違えたり、間違えてスタンプを送ってしまった時に、急いで「メッセージを削除」した経験、ありますよね?
しかし、これまではLINEのトーク画面でメッセージを削除しても、相手側からはメッセージが消えない仕様になっていたので、「急いで削除しても結局見られるから意味ない」という状況でした。
それが今回、2017年12月に行われるLINEアプリのアップデートにて、相手側からもメッセージを削除できる「送信取り消し」の機能が追加される事が判明しました!!
無料通信アプリのLINE(ライン)は16日、LINEのアプリで送信したメッセージを、送信後24時間以内なら取り消せる機能を12月以降に提供すると発表した。
(中略)
送信メッセージの取り消しは、トーク画面上の送信メッセージを長押しすると出てくるメニューに新たに追加される「取り消し」を選べばできるようになる。送信後24時間以内の「取り消し」で、自分と相手の画面からメッセージが削除される。現在は自分の画面で送信メッセージを削除しても、相手の画面には残ったままになっている。
最近、ニュース番組などでもチラホラ取り上げられていたので、この新機能について、なんとなく知っていた方もいるかもしれません。
現在判明している、この新機能の使い方と条件をまとめると、
- 送信したメッセージを長押しすると「取り消し」を選択できる
- 削除(取り消し)できるメッセージは送信後24時間以内のものに限る
こんな感じですね。
画像はAndroid版ですが、メッセージを長押しした際に表示されるこのメニューに、今後は「取り消し」が新たに追加されるという事です。
また、相手側からも消すことができるのは「送信後24時間以内のメッセージ」に限るので、削除というよりは「送信取り消しの新機能」という感じ。
LINEアプリにこの新機能が追加されるのは「2017年12月中」の予定とのこと。
2021年11月17日現在はすでに追加されている機能です。
・・・色々と問題点もありそう(後述)なこの機能ですが、ひとまずアップデートを待ちましょう。
・LINEアプリの新機能「送信取り消し」の問題点
LINEアプリで自分が送ったメッセージを削除して、相手側からも消す事ができる「送信取り消し」の新機能、一見とても便利そうですよね。
ただ、個人的にはこの新機能、思ったより使えない機能になってしまう可能性が高いのではないか?と考えています。
その理由は主に、以下の2点です。
- メッセージを削除(取り消し)した際の相手側の「通知」はどうなるのか?
- 相手側がLINEアプリを最新版にアップデートしてなくても消せるのか?
LINEで送ったメッセージは、仮にこの新機能を使ってすぐに取り消せたとしても、送った瞬間に「通知」が相手側のスマホに届いてしまいます。
たとえば、ポップアップ通知をONにしていると、このように通知でメッセージの内容までまる見えになります。
この「通知」に関する仕様がどうなるかによって、送信取り消しの新機能の使い勝手は大きく変わってくると思います。
- 「送信取り消し」すると相手側の通知もすべて消えるのか?
- 通知が消えたとして誰からのメッセージだったのかわかるのか?
これらがどのようになるのかは不明ですが、いずれにしろ相手のスマホはメッセージを受信した瞬間に鳴ってしまう訳で。
仮に、相手側の通知も含めて綺麗さっぱり消せるようになるとしたら、それはそれでタチの悪い嫌がらせ機能になりかねませんw
※追記
LINEアプリのアップデートにより「送信取消」の新機能が使えるようになった為、通知について実際に検証してまとめました。
→LINEでメッセージを送信取消すると相手側の通知はどうなる?
また、もしこの新機能が「相手側が対応したバージョンにLINEをアップデートしていないと使えない」という事になれば、この機能は全く使えないゴミ機能になります。
送信を取り消したけど、相手側で消えてるのかはわからない・・・なんて事になったら、気分的には今の仕様より最悪ですからね。
※追記
相手のバージョンがどれくらい古いと相手のトークからメッセージを削除する事ができないのか?という事について、別記事で検証した結果をお伝えしています。
→LINEの送信取消で相手側のメッセージを消せるバージョンは?
ちなみに、先日LINEアプリに追加された「任意のトーク内容を画面上部にピン留めするアナウンス機能」に関しては、相手側が対応するバージョンにLINEをアップデートしていないと、相手側に表示されません。
さすがに、送信取り消しに関してはまるで意味がなくなってしまうので、相手のアプリのバージョンに関わらず、使えるようにしてくれるとは思いますが・・・。
「なんか面倒だからアプリのアップデートはひたすら放置する」というタイプの人ってかなり多いので、個人的にこの点はかなり不安視しています。
・・・何かと問題点の多いLINEの送信取り消しの新機能ですが、これらに関しては、当然LINE側もしっかり考えているはずなので、ひとまずアップデートが適用されるのを待つしかないですね。
LINEでメッセージ削除した後に復元して見る方法は?裏ワザある?
LINEでメッセージ削除すると相手側からも見れなくなりますが、メッセージ削除した後に復元して見る方法・裏ワザが実はあります。
結論から言うと、以下7つの方法・裏ワザがあります。
- UltDataで選択的にLINEトーク履歴を復元
- PC(パソコン)版のLINEで確認してみる
- 相手側にLINEのテキストファイルを送ってもらう
- 相手側のLINEのスクショを送ってもらう
- iCloudからLINEトーク履歴を復元(※バックアップ必要)
- iTunesからLINEトーク履歴を復元(※バックアップ必要)
- Google DriveからLINEトーク履歴を復元(※バックアップ必要)
LINEでメッセージ削除を行ってしまっても、相手側のLINE画面やパソコン版のLINEでは時間差でメッセージが削除されていないこともあるので、一度復元できないかをまずは確認してみましょう。
もし相手側のLINEやパソコン版のLINEでもメッセージが削除されてしまっている場合は、iCloudやiTunes、Google Driveなどでバックアップを取っている場合はメッセージを復元することが可能です。
LINEのメッセージ削除に関するQ&A一覧まとめ
LINEのメッセージ削除に関する良くある質問に回答して参ります。
LINEでメッセージを送信取り消しできない原因は?
LINEでメッセージを送信取り消しできない原因は、以下のいずれかに該当する可能性が高いです。
- メッセージを送信してから24時間以上経過している
- LINEで「取り消せないもの」に該当している
- 送信相手がLINE公式アカウント(ビジネス版)
- 送信取り消し前にトークを「削除」してしまった
- 自分のLINEのバージョンが古くなってしまっている
- 相手のLINEのバージョンが古くなってしまっている
- LINE側の不具合などのトラブルが発生している
LINEのメッセージ削除は24時間以上経つと送信取り消しできなくなってしまいますので注意が必要で、相手側のLINEが企業などのLINE@やビジネス版LINEの場合はメッセージ送信取り消しできません。
LINEの仕様で以下項目については「取り消せないもの」に該当するので取り消しできません。
✅投票
✅日程調整
✅通話履歴
✅アルバムやノートのサムネイル画像操作履歴
✅LINEPayの送金
✅スタンプのプレゼント
✅LINEギフト
✅アルバムやノートの作成履歴
✅その他の操作履歴
自分や相手のLINEのバージョンが古くなってしまっている場合でも送信取り消しできなくなってしまいますので、注意しておきましょう。
LINEでの送信取り消しはうざい?
LINEで安易に送信取り消しを連発してしまうと、相手側との関係にもよりますが「うざい」という感情を抱かせてしまう可能性があるので注意が必要です。
やむを得ず送信取り消ししなければならない事情がある際には、できるだけなぜ取り消ししたかを伝えるか、正しい情報に書き換えてすぐに別のLINEメッセージを送り直した方が相手への迷惑は減ります。