mineoでは、「フリータンク」というサービスを使うことによって、毎月最大1GBまでのデータ容量を、無料で引き出して使うことができます。
・・・と、これだけ聞くととても便利なサービスですが、
- もらうだけでも本当にOKなの?
- フリータンクは枯渇しないの?
などなど、様々な疑問が沸いてくるかと思います。
そこでこの記事では、mineoのフリータンクの仕組みを解説し、これらの疑問を解消していきます。
mineoのフリータンクの仕組みを解説!!
mineoのフリータンクとは、一言で言うと「共有できるパケット(データ通信容量)貯蔵庫」です。
ユーザーは、フリータンクにパケットを自由に貯蔵(無制限)することができ、フリータンクからパケットを引き出す(1GB/月まで)事ができます。
ちなみに、mineoは仕組みを用意しているだけで、フリータンクは「ユーザー同士の助け合い」によって成り立っているものですが、2015年12月17日のサービス開始以降、2017年6月現在まで、フリータンクは枯渇することなく続いています。
今後、フリータンクが100%確実に、枯渇することなく続いていくとは言い切れません。
しかし、ここまで順調に続いていることから、実質的にmineoユーザーは「フリータンクを使うことで、毎月の基本データ容量の+1GBまで使うことができる」と言えますね。
そもそもmineoでは、使い切れずに余ってしまったパケットは翌月に持ち越すことができますが、繰り越し分を翌月も使い切れなかった場合、翌々月には消滅してしまいます。
こういった繰り越しサービスにおいて、ユーザーが使い切らずに消滅してしまったパケットは、どのキャリアであっても、丸損となるのが基本です。
しかしmineoでは、消滅する予定のパケットをフリータンクに入れて共有したり、ユーザー同士で分け合ったりすることができます。
こういった部分で、ユーザーにとって親切な仕組みが数多くあることも、ここ数年でmineoが一気にユーザー数を伸ばしている一因なのでしょう。
mineoのフリータンクはもらうだけでもOK!?
mineoのフリータンクは「ユーザー同士の助け合い」によって成り立っているものですが、自分は一切フリータンクにパケットを貯蔵せず、「もらうだけ」という使い方も可能です。
しかし、mineoはフリータンクの利用に関し、2017年2月から「パケット残容量によるOUT制限」を設けており、
「累計OUT量が累計IN量以上の場合、残容量が1,000MB以下でないとOUTできない」
という仕組みになっているので、注意が必要です。
ただこれは、「もらうだけのユーザーは、ピンチの状態(残容量1,000MB以下)じゃないと引き出せないよ」というだけのものなので、転売などの悪だくみを考えない限りは、特に気にしなくてもOKです。
このルールが適用される前までは、パケットを多く貯蔵するユーザーにとってメリットが皆無だったため、このルールの適用は、とても合理的と言えますね。
mineoのフリータンクは枯渇しないの?
mineoのフリータンクは、実は2017年の1月に枯渇の大ピンチを迎えました。
フリータンクの仕組みを悪用して「引き出したパケットをヤフオクで転売する」などの、悪質なユーザーが増えてしまったためですね。
しかし、mineoは悪質なユーザーへの対策として2017年2月より、先述の「パケット残容量によるOUT制限」を設けており・・・
日付 | 残容量 |
---|---|
2017年2月1日 | 17,001,770MB |
2017年3月1日 | 37,250,260MB |
2017年4月1日 | 51,586,160MB |
2017年5月1日 | 63,137,710MB |
2017年6月1日 | 66,031,740MB |
新ルール適用後のフリータンクの残容量は、非常に順調に推移しています。
ちなみに、2017年6月1日現在では、フリータンクの残容量は約64,000GBもあります。(1GB=1,024GB計算)
こういったユーザーにとってお得な仕組みは、悪用しようと考えるユーザーがどうしても出てきてしまうものです。
しかし、mineoは不便にならない範囲でルールを改正して対応してくれるため、今後もこの便利な「フリータンク」は、末永く続いていくものと思われます。
この記事のまとめ
mineoの「フリータンク」は、ユーザーの助け合いによって成り立っている仕組みです。
しかし、悪質なユーザーによってフリータンクが崩壊してしまわぬよう、不便のない範囲でmineo側がルールを調整してくれているおかげで、これまで順調に続いてきています。
よって、今後もmineoユーザーは「フリータンクを使うことで、毎月の基本データ容量の+1GBまで使うことができる」と考えて良いでしょう。